第二新卒におすすめの転職サイト10選|転職市場における第二新卒の魅力と転職成功のポイントも

転職ノウハウ

学校を卒業後に就職して1~3年ほどが経過し、転職を目指す求職者を一般に「第二新卒」といいます。

そのポテンシャルの高さから多くの採用担当者が第二新卒に注目していますが、「新卒で入社した職場を短期間で辞めている」というマイナス面があるのも事実です。

転職を成功させるには第二新卒の転職に強い転職サイトの利用が必須といえるでしょう。

この記事では第二新卒におすすめの転職サイトを紹介するとともに、企業が第二新卒に何を求めているのか、転職活動における注意点は何かについても解説します。

転職サイトの基礎知識

まずは転職サイトの特徴やタイプ別のメリット・デメリットについて説明します。

(1)転職サイトの種類は大きくわけて2つ

転職サイトとは求人情報や転職コラムなど転職にまつわるさまざまな情報を掲載しているサイトの総称です。大きくわけると「直接応募型」と「転職支援サービス型」の2つのタイプがあります。

(1-1)直接応募型

経歴などを登録し、掲載された求人に自ら応募するタイプの転職サイトです。検索機能があるので業界や職種を絞って検索し、自分で比較検討しながら求人を探すことができます。スカウト機能といって、登録した経歴を見た企業の担当者からスカウトメールが届く場合もあります。

(1-2)転職支援サービス型

求職者に専任のアドバイザー(キャリアコンサルタント)がつき、求人探しから応募、内定後のフォローまでをサポートしてくれるタイプの転職サイトです。転職エージェントともいいます。

(2)直接応募型のメリット・デメリット

直接応募型では転職活動の自由度が高く自分のペースを保って活動できる一方で、転職ノウハウがないと失敗につながりやすいという特徴があります。

主なメリット

  • 多くの求人の中から自分が応募したい企業を選べる
  • スキル・経験に照らすとハードルが高い企業へ挑戦することが可能
  • マイペースで転職活動を進められる

主なデメリット

  • 求人探しから応募までをすべて自分で行うため時間と労力がかかる
  • 転職の軸や自身の希望、仕事内容への理解が低いまま応募してしまう場合がある
  • 誰でも応募できる仕組みなのでライバルが多く、選考のハードルが上がる

(3)転職支援サービス型のメリット・デメリット

転職支援サービス型はプロのサポートを受けるため効率よく転職活動ができ、選考通過率も上がりやすいのが特徴です。一方でサポートを受けなくても自力で転職活動ができる人は煩わしさを感じる場合があります。

主なメリット

  • 非公開求人を利用できるため質の高い求人にライバルが少ない状態で応募できる
  • 求人欄では確認できない詳しい企業情報を得られる
  • 書類の添削や面接対策をしてくれる
  • 面接の日程調整や給与交渉など面倒な手続きを代行してもらえる

主なデメリット

  • スキルや経歴によっては求人を紹介してもらえない場合がある
  • アドバイザーとの相性が悪いと、思うように転職活動が進められない

第二新卒に特化した転職サイトを選ぶべき理由

転職サイトをさらに分類化すると、求職者の世代やスキル・経験を限定せずに幅広い求人を掲載している転職サイトと、求職者層を絞った転職サイトがあります。

第二新卒が選ぶべきは、第二新卒の転職に特化した転職サイトです。その理由を解説しましょう。

(1)第二新卒を求める企業の求人が多い

一般的な転職サイトは、すでにスキル・経験のある人を希望する企業の求人が多く掲載されています。しかし第二新卒は1~3年程度の経験しか積んでいないため、企業が求めるスキル・経験をもちあわせていません。

内定にいたらないどころか応募すらできないことが少なくないのです。

これに対し、第二新卒に特化した転職サイトは「第二新卒を採用したい」というニーズのある企業が求人をだしています。応募のハードルがぐっと下がり、企業とのマッチングも叶いやすくなります。

(2)第二新卒ならではの疑問や悩みに寄り添ってくれる

第二新卒は社会人経験が少ないため「転職の方向性をどう決めればいいのかわからない」「自分に向いている仕事が何かがよくわからない」などの悩みを抱えるケースが多くあります。

第二新卒に特化した転職サイトは、第二新卒の転職を成功させるためのノウハウをもっています。第二新卒ならではの疑問や悩みに寄り添い解決してくれるため、進むべき方向性が明らかになります。

(3)書類選考免除などの特典がある

第二新卒に特化した転職サイトには「書類選考なしで面接に進める」「ビジネス基礎研修を受けられる」など、一般の転職サイトにはない特典があります。

第二新卒は面接にさえこぎつければ魅力をアピールできる方や、ビジネスマナーを身につければ勝負できる方も多いため、こうした特典があると一気に採用の可能性が高まるでしょう。

第二新卒の転職に強みをもつ転職サイト8選

第二新卒の転職に実績のある転職サイトを8つ紹介します。

(1)マイナビジョブ20’s

株式会社 マイナビワークスが運営する、20代・第二新卒向けの転職サイトです。

もともとマイナビグループは新卒や若手の転職に強いため若手の就業に関するノウハウが豊富にあり、企業からの知名度も抜群です。第二新卒がまずは利用を検討するべき転職サイトだといえるでしょう。

20代の転職を専門とするキャリアアドバイザーが担当になるため、若年者層ならではの悩みに対しても的確なアドバイスをしてくれます。業種・職種ともに幅広く扱っていてバランスがよいですが、とくにメーカーやサービス・レジャー、営業職や事務職が豊富です。

(2)就職shop

株式会社 リクルートキャリアが運営する転職支援サービス型の転職サイトです。利用者の9割が20代と若年者層からの支持を集めています。

就職shopでは未経験の若年者層を育成したいと考える企業が求人をだしているため、登録企業はすべて未経験歓迎です。書類選考も不要で、応募した企業での面接に進むことができます。

業種はメーカー系、IT・通信系を筆頭に幅広く扱っています。職種は営業、事務・企画、技術系が豊富です。

(3)ハタラクティブ

レバレジーズ 株式会社が運営する、フリーター・既卒・第二新卒向けの転職サイトです。経歴よりも人柄を重視する企業が多く集まるため、第二新卒が積極的に応募しやすい求人が多数あります。

とくに書類の添削や面接対策などのサポート面で定評があり、内定率も80.4%と高いのが特徴です。業種、職種ともに偏りが少なくバランスがよいため、幅広い選択肢から応募できるでしょう。

(4)いい就職ドットコム

ブラッシュアップ・ジャパン株式会社が運営する、既卒・第二新卒の正社員転職に特化した転職サイトです。サイトの運営方針として離職率が高い業界・企業、社会保険未完備の企業などは掲載を断っているため、いわゆるブラック企業にあたる確率が低いといえるでしょう。

第二新卒の多くが不安を抱える面接やマナーの対策が充実しています。とくに多いのは商社やメーカーの営業職ですが、企画・管理系や経理など事務系職種の求人も豊富です。

(5)ウズキャリ

株式会社UZUZが運営する、第二新卒・既卒向けの転職サイトです。平均20時間におよぶ丁寧なサポートと入社後の手厚いフォローにより、入社1年後の定着率が94.7%と高いのが特徴です。

コンサルタントの多くが第二新卒・既卒だった経験があるため悩みに共感してくれるとの声も聞かれます。業種・職種ともにIT系に強みをもつため、IT系のエンジニアや営業職などに転職したい方は利用を検討しましょう。

(6)DYM就職

株式会社DYMが運営する、正社員就職をサポートする転職サイトです。第二新卒・既卒、未経験者を対象にしているため、経験がなくても応募できる正社員求人が多くあります。

書類選考なしの面接ができ、丁寧なサポートによって就職率も96%と高いのが特徴です。業種や職種は幅広く扱っていますが、とくにIT系やシステム系の営業職、エンジニアの求人が多くあります。

(7)Re就活

株式会社 学情が運営する、20代・第二新卒のための転職サイトです。求人数が少ないとの声もありますが、経歴ではなくポテンシャル採用を行う企業が中心となるため第二新卒とのマッチングに期待できます。

業種は大きな偏りがなく、業種未経験を歓迎する求人も多くあります。職種は営業、技術系が豊富です。一部上場企業など条件がよい求人も扱っているため条件面にこだわりがある方は利用を検討しましょう。

(8)キャリトレ

株式会社 ビズリーチが運営する、20代の転職に特化した転職サイトです。ビズリーチといえばハイキャリア向けの転職サイトとして知られていますが、キャリトレはキャリアが不足する20代をターゲットにしているため第二新卒でも使いやすいでしょう。

キャリトレではスキルや経験を登録すると人工知能が求職者の好みを分析し、希望条件にあった求人をおすすめしてくれます。他の転職サイトとは異なったサービス内容が特徴なので、従来の転職サイトが使いにくいと感じている方は利用してみるとよいでしょう。

選択の幅を広げたい人向けの大手転職サイト2選

第二新卒に特化した転職サイトだけでは希望にあった求人が見つからない方や、応募する企業の選択肢を増やしたい方は大手転職サイトも利用しましょう。第二新卒枠に特化したサイトとの併用がおすすめです。

以下の2サイトは第二新卒に特化しているわけではないですが、大手の強みを活かして第二新卒向けの求人も多く保有しています。業種・職種もまんべんなく扱っているため可能性を広げられるでしょう。

(1)リクナビNEXT

株式会社 リクルートキャリアが運営する日本最大級の転職サイトです。4万件以上という圧倒的な求人数を誇りますが、第二新卒歓迎の求人で絞っても4,000件以上あります。第二新卒向けの転職・求人特集も組まれていて求人を見つけやすく、転職サポートコンテンツや求人探しのアプリなど便利機能も豊富なので、登録して損はありません。

(2)doda

パーソルキャリア 株式会社が運営する転職サイトです。公開求人だけでも5万6,000件以上を保有しており、第二新卒歓迎の求人は2,000件以上あります。

dodaは直接応募型としても転職支援サービス型としても利用できるのが特徴で、自力で応募したい方、サポートを受けたい方の両方に利用価値があります。親身なサポートに定評があるので、転職に自信のない第二新卒は転職支援を受けるのがおすすめです。

企業から見た第二新卒の魅力とは何か

新卒で就職したものの早期に退職している第二新卒は、自身の市場価値に疑問を感じることがあるかもしれません。しかし第二新卒を積極的に採用したい企業は多くありますので、その魅力を知っておきましょう。どのような点をアピールするべきかが見えてくるはずです。

(1)適度な社会人経験がある

新卒と第二新卒の大きな違いは社会人経験の有無です。第二新卒はたとえ数年であっても社会にでて、その厳しさを理解しており、新卒と比べると明確なビジョンもあります。新卒時の研修や数年の社会人経験を通じてビジネスマナーも身についているため、採用した企業が費用と時間をかけてビジネスマナー研修をする必要がありません。

加えて、経験年数が長い一般既卒のように特定の色に染まっていないため、企業が独自に育てることができます。この「適度な社会人経験」は第二新卒の大きな魅力なのです。

(2)モチベーションが高い

年齢が上がり経験を積むとよくも悪くも仕事に慣れてしまい、モチベーションを保つのが難しくなり、積極的に学ぶ姿勢も失われていきます。

第二新卒はまだ経験が少ない分、自らを成長させようという意欲が高く、モチベーションを保って仕事に取り組む方が多い世代です。そのような人材は成長性に期待できますし、職場の活性化にもつながります。

(3)素直で柔軟な価値観がある

新卒同様の素直さがあるため教育しやすく、吸収が早いのも第二新卒の魅力です。仕事のやり方や考え方が固定化された一般既卒と異なり、柔軟な価値観もあります。

職場の風土や文化にあわせてなじんでくれるため、採用するメリットが大きいと考えられています。

第二新卒の転職活動はここに気をつけよう

企業にとって魅力的な第二新卒ですが、転職活動の際には注意点もあります。

(1)前職を辞めた理由を明確にする

第二新卒の採用にあたり企業が気になるのは「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか?」という点です。新卒で入社した企業を数年で退職しているため、どうしてもこの不安はついてまわります。

そのため面接では前職を辞めた理由を明確に説明することが大切です。

前職への不満を伝えるとネガティブな印象を与えるため「もっと○○のスキルを身につけたいと思った」「自分の強みが活かせるのは○○の分野だと感じた」などの前向きな退職理由を伝えられるようにしましょう。

(2)再度辞めたくならないようにする

求職者本人の問題として、前職を辞めた理由と向き合い、同じ失敗をしないように転職活動を進めることが必要です。「企業の知名度だけで選んで失敗した」「給与が低くて生活できなかった」などの失敗体験を活かせば転職の成功につながります。

(2-1)自己分析と企業・職種研究が必須

同じ失敗を繰り返さないためには自己分析と企業・職種の研究を掘り下げて行う必要があります。たとえば辞めた理由を整理した結果、職務の内容そのものへの不満であればどこへ行っても同じ悩みを抱えることになります。

その場合は企業を変えたからといって改善されるわけではないため、もう一度自身の適性や方向性を考え直す必要がでてくるでしょう。

企業の知名度や条件など表面だけで転職先を決めるとミスマッチが起こりやすくなります。職場の風土や実際の仕事内容までよく研究し、自身が働く姿をしっかりイメージしましょう。

(3)転職先が決まってから辞めること

パワハラを受けて心身が限界にあるなどの特別な事情がない限り、今の仕事と同時進行で転職活動を進めましょう。先に退職して転職活動を始めると次のデメリットがあります。

(3-1)転職活動には費用がかかる

退職すれば収入がなくなり、当面の生活費の捻出が困難になります。加えて転職活動には交通費や証明写真代などもろもろの費用がかかります。想像以上の支出となるため無収入では満足に転職活動もできません。

ハローワークから失業手当は受け取れますが、自己都合退職は3ヶ月間の給付制限があるためすぐにもらえるわけではありません。第二新卒の場合は雇用保険の加入期間を満たさず受給できない可能性もあります。

(3-2)精神的な焦りから失敗しやすくなる

若手世代は周囲の人と自分を比べて自信を失いやすい傾向が見られます。友人たちが生き生きと仕事をしているのを見てうらやましい気持ちが芽生え、経済面の不安と相まって精神的な焦りを抱くことがあるでしょう。

結果としてよく調べずに応募してしまう、志望度が低いのに妥協で決めてしまうなどの失敗につながります。

(4)第二新卒枠を使える時期は限られている

のんびりしていると第二新卒枠を利用できない年齢になり、経験豊富な一般既卒との比較になるため採用のハードルが一気に上がってしまいます。

第二新卒枠を使える年齢であっても、年齢が上がるほどビジネスマナーができて当然と思われます。転職をする意志が固まっているのなら、はやいタイミングで動き出すべきでしょう。

まとめ

第二新卒は若さと熱意にあふれ、企業に新しい風をもたらす存在として、企業からの期待値が高い世代です。ただし転職ノウハウがない分、アピール方法や前職の退職理由などで壁にぶつかるケースがありますので、転職サイトを積極的に活用して成功につなげましょう。

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